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プレスリリース

配車スマートフォン活用、中小タクシーにシステム、トラン、低コストで提供

タクシー関連のサービスを手掛けるトラン(東京・新宿、藤原和江社長)は4月にも、スマートフォン(高機能携帯電話)を生かした新たな配車支援サービスを札幌市など各地で始める。全地球測位システム(GPS)機能を活用。利用者は画面上で配車を簡単に頼める。中小タクシーを中心に低コストで提供し、システム導入を促す。

米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクのスマートフォン向けにサービスを始める。
トランが配信する専用アプリ(ソフト)を利用者が取り込み、名前などを事前に会員として登録してもらう仕組み。アプリを立ち上げると画面の地図上に最寄りの空車約10台が表示され、「配車依頼」のボタンを押せば手続きできる。

タクシー側では車内の専用端末に利用者の名前や居場所が表示され、迎車可能かを回答する。利用者は到着予定時刻や車のナンバーが分かり、タクシーの居場所もリアルタイムで確認できる。福祉車両など車種の表示も検討している。

トランは2010年5月からGPS機能付きの携帯電話をタクシーに積み、配車サービス「らくらくGPS」を始めた。タクシー無線は16年までに、現行のアナログ方式からデジタル方式への切り替えが義務付けられている。ただ、デジタル化は基地局設置だけで数千万円かかる。

一方、携帯電話を生かしたシステムは毎月の通信費がタクシー1台に付き数千円かかるが、初期投資は1台約15万円。札幌市のほか千葉など現在各地で7社が導入し約250台が運用する。ただ、これまでは電話で予約を受け、各社が近くのタクシーに指示していた。

新サービスはタクシー会社に1台当たり月額数百円で提供し、15年度をめどに10万台の導入と100万人の利用会員の登録を目指す。中小タクシー会社では、割安で利便性が高い携帯電話による配車システムへの需要が高まると期待する。

東京都内で最大手の日本交通も1月中旬から米アップルの「iPhone」向けに配車アプリを独自配信。22日からアンドロイド搭載のスマートフォン向けにも同様のサービスを始めた。